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W124, W126の
オーディオボードを作ってみよう
カーオーディオに限らず、豊かな再生音を望むなら音楽のニュアンスを緻密に表現する中高音域と、それを下支えし、時には迫力のある音場を演出してくれる低音域が共に欠かせません。
W124, W126のセダンとクーペモデルのトランク内に設置するオーディオボードをDIYで作ってみましょう。予算は数千円、材料さえ揃えてしまえば作業時間は半日、難易度も☆2つレベル、大切な愛車には一切無加工のオーディオボードです。サブウーファーだけでなく、グレードアップしたアンプなどの機器類の取り付け用としても使えます。
オーディオボードの上側は、リアシェリフのパネルにある元穴を使って固定しますから、クルマに穴開け加工をすることはありません。パネルとボードは、L字形のステーでつなぎますが、この金具はカー用品店などで売っている薄手で曲げ加工されてないものを、現物合わせで手で曲げて使うのが楽でいいようです。
ホームセンターへ往復するだけで、ここまで完成。まだまだ板っきれと思うかもしれないけど、実は手作業でやるとなると、ここまで来るのが大変だったりします。
このボードを元に、クルマへの取り付け用と搭載したい機材の取り付け用の加工をして、最後に見た目を仕上げたら完成。ちょっとなれてる人なら、半日で大丈夫。
このクルマは、カーナビのユニットがすでに取り付けられていたので、その部分を手作業で切り取りました。加工が終わったら、うまく合うかどうかを確認します。次の作業へ移る前に、現作業の仕上がり具合を確認することは、慣れないDIYの場合、とても重要なことです。次の段階へ進んでしまってからでは、後戻りできないことは意外と多いです。
完成した様子をイメージしながら、取り付け機材の外寸をボードに罫書きます。パンチカーペットで化粧張りをする前に、取り付け穴を開けておくための第一段階です。
穴開け作業では、大量の木くずが出るので、化粧張りが終わってからでは、パンチカーペットが木くずだらけになります。
穴開け作業は、アンプのように取り付け穴が用意されているものはその位置に。今回のサブウーファーは、木製のボックス部分をタッピングねじでボードに固定することにしました。電子回路部分を避けつつ、ねじをうがつ位置に印を付けていきます。
タッピングねじがサブウーファーの木製ボックスの板を貫通しては困るので、開ける穴の深さを調整しなければなりません。ボードの厚み、サブウーファーのボックスに使われている板の厚み、パンチカーペットの厚みの合計から3mmほど引いた数値を、ドリルの歯にテープでマーキングします。このテープがボードに触れるあたりの深さで止めれば、サブウーファーのボックス板を穴が貫通することはありません。
ボードとクルマを固定するL字形ステー用の穴を開けます。今回は4mmのボルトを使うことにしたので、4.2φのドリルを使用します。ボードの端からの距離は、小さすぎると割れなどが心配、大きすぎると取り付ける機材用のスペースを圧迫します。ボードの図面には20mm以上推奨と書きましたが、今回は機材が大きく、13mm程度しかありません。
ボードは、上側のL字形ステー2つでクルマに固定されていますが、傾かないように元板を切り抜いたときの残材で作った足を備えさせてます。足の幅が大きいと、それだけボードが荷室空間のほうへせり出してきます。 残材の幅は、W124用では80mmですが、60mm程度まで小さくしても足としての機能に影響はありません。
ボードの2つの足は、ボードのなるべく両端に配置します。L字形ステーだけでなく、合わせ面に接着剤を塗っておくと、重い機材を取り付けても傾きにくい強度を確保できます。L字形ステーの取り付けは、まず足に、そして組み上がった足をボードにという順で行うと、段ずれすることがありません。
穴開け加工、足の取り付けが終了したボードをパンチカーペットで化粧張りする準備をします。アスファルトの上に黒のカーペットというひどい写真で見にくくてすみませんが、やってることは位置合わせに過ぎません。ちなみに下端は、足の裏側まで巻き込みます。
パンチカーペットの貼り込みは、まず最初にボードの端30cmくらいに、スプレー糊を塗布します。カーペットの裏地側にも同様に塗布します。その状態で、先ほどの位置合わせから大きくずれないように貼り合わせます。
端を貼り合わせて位置を決めたら、ボードとパンチカーペットの両側にスプレー糊を吹き付けながら、カーペットを転がすように全面を貼り付けます。パンチカーペットの裏面は糊が染みこみやすいので、表面に糊の膜が見える程度に2〜3回吹き付けると良いようです。
表面を全面貼り付け終わったら、ボードを裏返し、パンチカーペットを裏側に巻き込みながら固定します。この作業には、タッカーという道具を使います。ホッチキスの片側だけのような道具で、DIY用であればホームセンターなどで500〜1,000円程度で購入できます。
パンチカーペットの固定は、まず長い片から行います。スプレー糊を吹き付け、巻き込むように抑えながら、タッカーで固定。ある程度の距離を固定するたびに、不要な部分をカッターナイフで切り落とします。コーナー部は写真のように斜めに切り落とし、もう一片も同様に長い片を固定した後で、最後に合わせるように処理するとうまくいきます。
コーナー部を固定し終わった状態の写真です。ボードに糊がはみ出したり、切り落としのラインが汚かったりしますが、取り付け後は見えない部分なので、それほど神経質になる必要はないでしょう。
足の部分もパンチカーペットで巻き込むように、すべてを固定できたら完成です。足の部分までカーペットで巻き込むのは、合板の製造工程で使われている溶剤が、クルマのトランクカーペットを変質させる可能性があるかもしれないと考えての策です。また表面からカーペットの切れ目が見えないように仕上がるので、見栄えもよくなります。
私のW126のトランクルームの中です。10年ほど前にご紹介したのと同様の方法で製作したオーディオボードに、様々な機材を取り付けています。現在、表面はこのままに、裏面に薄型のサブウーファーを組み込むことを検討中です。
素敵な音楽を聴きながらのドライブ、奥深く楽しい世界です。みなさんも、自分好みの音を探して、いろいろと試してみてください。
W124用のオーディオボードが完成しました。今回のサブウーファーのように、裏側からタッピングねじで固定する場合は、対角線にあるねじを2本、ボードの表面まで貫通させ、先に行った穴開けの時に機材側に開いたねじ穴に合わせて固定し、それから全部のねじで固定します。表側から固定する場合は、な字穴がカーペットに隠れて見えませんから、千枚通しのようなものを裏側から通して、ねじ穴の位置を確かめながら機材を固定してください。
まず、ホームセンターでボードを切り出してもらおう
まず最初に、オーディオボード本体を作ろう。材料は、15mm厚の合板。最終的にパンチカーペットを貼りこんでしまうので、木目は美しくなくてOK。もちろんノコギリを手に、自分で切り出しても構わないが、苦労した挙げ句仕上がりが美しくない……となる可能性大。ホームセンターでの作業工賃も、直線切りだと1カット30円程度だから、ぜったいに頼んでしまう方がオススメ。
オーディオボード用の図面(左:W124/右:W126)をPDF書類でダウンロードできるようにしておいたので、やると決めたら、まずコイツをプリントアウトしてホームセンターへGO!
切り出してもらったボードは、こんな感じ
完成すると、こんなイメージで固定されることになります。パネルは、6φ×15mmのボルトナットでパネルと固定、L字形ステーとはM4×25mmのボルトをボードの裏側からちょうねじで固定します。
ボードの取り付けは、車両無加工で
L字形ステーを使った取り付け完成の図
作業が一段階終了するごとに、確認をすること
取り付け機材の固定位置をボードに罫書く
機材を固定するためのねじ穴開け作業
サブウーファーとボード、同時に穴開け
少し分かりにくい写真ですが、ボードの下に取り付けるサブウーファーがあります。今回はサブウーファーの木製ボックス部分に、直接タッピングねじを打ち込むので、ボードの穴とずれないように、固定する位置にサブウーファーをあてがったまま、ボードと同時に穴開け作用を行います。
サブウーファーとボード、同時に穴開け
L字形ステー用の穴開け
足の製作
足の取り付け
化粧張りの準備
まず最初に端に30cmくらいスプレー糊を
カーペットを全面貼り付ける
タッカーを使って、カーペットを固定
コーナー部の固定は、斜めに切って
コーナー部の固定は、斜めに切って
足の部分もカーペットで巻き込み、完成
オーディオボード、完成
おまけ